防砂事業
自衛隊ヘリと神鹿
厳島神社大鳥居
※ 当防災事業施工の様子は、日経コンストラクションに紹介されました。
日経コンストラクション No.421号 (2007年4月13日)
ズームアップ砂防
宮島・白糸川緊急砂防工事(広島県) ヘリやモノレールで資機材を搬入
白糸川の事業概要
事業名称: 白糸川 災害関連緊急砂防事業
事業場所: 広島県廿日市市宮島町地内
工期:2006年3月21日~2007年3月30日
発注者:広島県広島地域事務所
工事数量:砂防堰堤
本堤(ソイルセメント) H=7.5m L=43.0m
掘削 土砂 1,600m3 岩 1,950m3
INSEM材 投入、敷均し、転圧 1,820m3
垂直壁(コンクリート)112m3
側壁 (コンクリート)180m3
水叩き(コンクリート)104m3
修 景 工
石張工 406m2
石積工 209m2
登 山 道
L=198.6m
仮 設 工
仮設構台設置撤去 1.0式
コンクリートプラント設置撤去 1.0式
濁水処理工 1.0式
モノレール設置撤去工 L=900m
土石流発生状況と対応
源頭部の土砂崩れが周囲の木、岩および大量の土砂を巻き込みながら崩落していきました。周囲に不安定な巨石があり、いつ大雨で土石流が再び発生してもおかしくない状況です。今後予想される土石流災害から宮島の市街地を守るため弥山山頂付近に砂防堰堤を構築する工事を行っています。また、下流部では砂防堰堤が土石流の巨石等を捕捉し、一部は下流に流出したものの家屋被害のみの被害で、人的被害が回避されました。
本堤築造には、現地発生土を有効活用するために、砂防ソイルセメントを採用しています。
■ 土石流の発生状況
源頭部(航空)
源頭部(地上)
上流部荒廃状況(幕岩付近)
上流部荒廃状況(巨石 7.0m × 7.0m)
上流部荒廃状況
流木状況
白糸川大聖院 被災状況
土砂に埋まった乗用車
■ 工事施工状況
平成18年10月27日
平成19年1月5日
平成19年2月6日(上空)
平成19年2月6日
砂防ソイルセメントの活用
砂防ソイルセメントは土石流や工事で搬出された土砂を活用しています。これにより、工期の短縮や輸送資材を減らすことができます。
ソイルセメントの施工状況
砂防ソイルセメントは、以下に示すようにコンクリート材料と土砂材料の中間的材料であり、目的に応じて適切に配合を設定することにより幅広い適用が可能になります。
自然環境への配慮
工事場所は世界文化遺産指定地域内にあり、環境への配慮のため、自然公園法、文化財保護法などによる規制があり資材搬入のための工事用道路を作ることができません。資材搬入はヘリコプターによる輸送と登山道に敷設したモノレールによる運搬を行います。また、野鳥保護のためにヘリコプターの飛行ルート制限を行うなどさまざまな制約をうける工事となっています。
モノレール
ヘリコプター
モノレール敷設・発進基地
モノレール走行・終点
白糸川「災害関連緊急砂防事業」における陸上自衛隊の搬入支援
民間のヘリコプターでは3.5トンまでの資機材しか運べないため、5トン近くある大型機材(コンクリートプラント等)の運搬は陸上自衛隊の大型ヘリコプター等の支援を受けて搬入を行いました。
自衛隊ヘリと神鹿
自衛隊ヘリプラント吊上げ
自衛隊ヘリプラント運搬
自衛隊ヘリプラント配置完了
完成写真
1号堰堤
1号堰堤
登山道
1号堰堤名板
※ 写真の一部、イメージ図は広島県よりご提供頂きました。





