大豊建設 | DAIHO CORPORATION

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工法技術

大豊建設のニューマチックケーソン工法の歴史

1936年(昭和11年)、当社の創業社員の多くは、旧満州の第二松花江(川幅700m~800m)で豊満ダム建設に着手していました。このダムはコンクリート重力式ダムで、堤長1,200m、高さ91m、提体積220万m3の当時世界第二の巨大ダムでした。
1939年(昭和14年)、左岸仮締切工事が始まりました。しかし、極寒の水中コンクリート工事は困難を極め、右岸締切提に連結する途中の河底に蛇篭や玉石などの障害物が凍結して、容易に取り除くことはできませんでした。
この時、「簡易式ニューマッチクケーソン」を河底に沈めて障害物を除去し、その後、岩着させ底詰めコンクリートを打設して止水壁の一部とするアイデアが生まれました。

豊満ダム

ニューマチックケーソン工法による
左岸締切内の止水壁工事

このケーソンは、通常のニューマチックケーソンの作業室の上に、もう一枚のスラブ(床版)を設け、気閘室(ロック)を形成して水面下の掘削作業をより安全・快適に行えるものでした。これが後年の「大豊式ニューマチックケーソン工法」の基礎となりました。
その後1949年(昭和24年)に大豊建設を発足し、1951年(昭和26年)に着手した利根川左岸の「大渡橋地先河岸復旧工事」に「大豊式ニューマチックケーソン工法」を提案し、戦後初めて採用されました。
この工法は、鉄筋コンクリートによる二重スラブ構造内に設けたエアロックにより掘削土砂搬出と加減圧作業を行うもので、1951年(昭和26年)12月に「水底地層又は湧水地層に、コンクリート構造物を建設する工法」として「大豊式ニューマチックケーソン工法」の特許を取得しました。
(特許No.193732)
これまで当社で施工した約2,000基のニューマチックケーソンの内の1,300基ほどを、この工法で施工してきています。

開発当時の大豊式ニューマチックケーソン工法

戦後初めて大豊式ニューマチックケーソン工法が採用された大渡橋地先河岸復旧工事

しかし、鋼材価格の低下などに伴って現場施工の簡便な鋼製ロックが普及するにしたがい、あまり採用されなくなりました。
ところが、昨今、ニューマチックケーソンの大深度化や大型ケーソン工事の増加に伴い、工事の安全確保・作業環境の改善・コスト縮減等が求められ、1987年(昭和62年)~1990年(平成2年)のレインボーブリッジ基礎においては二重スラブが復活し、採用されました。
1997年(平成9年)~1999年(平成11年)に施工した東北縦貫自動車道 馬淵川橋(下部工)工事では、従来の大豊式ニューマチックケーソン工法をリニューアルし、当社で開発した新技術を組み合わせた「新大豊式ニューマチックケーソン工法」(現在の New DREAM工法)が採用され、その効果が見直されています。

ニューマチックケーソン工法の歴史

お問い合わせ先

土木本部 エンジニアリング部


TEL:03-3297-7011

FAX:03-3551-4005

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