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マダガスカル共和国 アロチャ湖南西部地域灌漑施設改修工事 通水式

2022.01.11
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2021年11月26日、アロチャ湖南西部地域灌漑施設改修工事の通水式が執り行われました。

マダガスカル共和国は、世界の最貧国の一つに位置付けられています。特に貧困層が多い農村部地域での貧困率低減を目指すため、国を挙げての生活改善対策が必要となっています。

このプロジェクトは、アロチャ湖南西地域の灌漑地区及びその上流域にある灌漑施設の改修工事を行うことで灌漑用水の供給を図り、主食であるコメの生産量の増大と地域農民の収入増を実現し、マダガスカル共和国内の食料自給率の向上や、将来的なコメ輸出国を目指す国家開発計画(Plan National Development)に寄与する工事となります。

本改修工事は2017年12月に着工し、2021年に頭首工・洪水放流工・幹線水路・2次水路・水門・水位調製施設・分水工・農道の整備の主要な改修工事が完了となり、この度、稲作の作付け時期に合わせて、新たに整備された水路への通水式が執り行われました。

式典にはマダガスカル共和国を代表して、ラミリソン農業畜産大臣をはじめとするマダガスカル共和国高官と樋口駐マダガスカル日本国大使、田中JICAマダガスカル事務所長、大豊建設㈱釣部海外支店長が出席しました。

 


通水式演壇 
※(前列右2人目から) 樋口駐マダガスカル日本国大使、ラミリソン農業畜産大臣

 


樋口駐マダガスカル日本国大使の挨拶スピーチ


(前列左2人目から) 田中JICAマダガスカル事務所長、
樋口駐マダガスカル日本国大使、釣部海外支店長


幹線水路 通水状況


水門通水状況