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土木事業:ドルフィンドック(DD)工法

ドルフィン式作業台船上にてケーソンを製作する工法

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工法概要

ドルフィンドック工法とは、ドルフィン式作業台船を用いて防波堤のケーソン (※) や岸壁・護岸、発電所取水口などの水中構造物を迅速かつ経済的に施工する工法です。ドルフィンドック工法は海底のマウンドに着底させて使用するため工事占有水域が小規模で、ケーソン制作時の波浪に対して安全性、施工性に優れています。また港内で静隠性が高い場合、フローティング式作業台船としての作業が可能になります。 当方工法は全国各地で4,000函以上の施工実績を残しています。
(※) ケーソン:防波堤などはコンクリートの箱でできていますが、ケーソンとはその箱のことをいいます。 特許:第595545号

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工法特長

作業効率が向上します。

ドルフィン式作業台船を着底させるので、浮上している場合に比べて波浪による浮沈・傾斜・衝撃等の影響が非常に少なくなり、稼動率が向上します。

作業環境の改善ができます。

浮上している場合に比べて揺れが格段に少なく、陸上施工と同等の作業環境を得ることができます。

工事占有水域を小さくできます。

着底させるので、係留アンカーの設置を最小限に抑えることができ、狭い水域での作業に適しています。

進水時の安定性が高くなります。

大型のドルフィンドックには補助フロートが装備されているので、ケーソン進水時に台船の傾斜を制御することができます。

浅い場所でも進水できます。

函台部の厚さが薄いので、水深が浅い場所でも進水できます。

浮上した状態での作業も可能です。

港内で静穏度が高い場合、フローティング式作業台船としての作業が可能です。

ドルフィンドック工法の誕生

ドルフィンドック工法は、昭和40年に直江津港改修工事において開発されました。台船が浮いたり沈んだりするのでイルカにたとえて「ドルフィン・ドック工法」と呼ばれます。波が高く、狭い水域に適した工法として大活躍しました。 昭和45年には「水底にコンクリート構造物を築造する方法」として 特許 №595545を取得しました。