社会貢献

大豊建設がユニフォームを30年ぶりにフルリニューアル!

2024.04.01
大豊建設がユニフォームを30年ぶりにフルリニューアル!

大豊建設がユニフォームを30年ぶりにフルリニューアル!

〜現場環境や性別に関わらずより働きやすく、
地球環境に配慮したユニフォームデザインプロジェクト〜


 大豊建設株式会社は、社員のユニフォームを約30年ぶりにフルリニューアルし、 2024年4月1日より着用を開始しました。

 今回のリニューアルでは、現場から寄せられた改善提案の声を参考に、現場での安全性や機能性はもちろん「性別に関わらず着心地の良さとデザイン性」を追求し、「地球環境に優しい」新ユニフォームでサステナブル社会の実現を目指し、取り組みます。
 大豊建設では、ニューマチックケーソン工法とシールド工法を軸に防災・減災の施策を担う『土木事業』と、マンション、物流施設、工場など、高い技術力でデザインと機能性を兼ね備えた『建築事業』において、創業から75年の実績を積み重ねてきました。現在、現場でも女性の技術者が増え、様々な働き方の変化を求められており、より快適な職場環境を整えていかなければなりません。
 今回、土木・建築・管理・企画本部の4本部からなる計8名(男性6名、女性2名)の「ユニフォームリニューアル プロジェクトチーム」が立ち上がり、会社の将来を見据えたに性別に関わらない、現場環境でも働きやすいデザインを検討しました。


「ユニフォームリニューアル プロジェクトチーム」
アンケートから見えてきた様々な課題。機能性とデザイン性を追求し、想定されるあらゆる現場、性別に関わらない働きやすいユニフォームを

 新しいユニフォームとして誕生したのは、「夏シャツ+夏パンツ」「冬ブルゾン+冬パンツ」と、「エアリージャケット」+「ポロシャツ」、「ヘルメット」。これには、現場で働く所長から若手社員まで実施したアンケートから見えてきた課題を克服するよう、プロジェクトチームを中心に議論や施策を重ねながら様々な意見が集約されています。


(左から)「エアリージャケット+夏パンツ」 「ポロシャツ+夏パンツ」
「夏シャツ+夏パンツ」 「冬ブルゾン+冬パンツ」
(1)快適な着心地、機能性を追求

 まず現場社員の作業効率向上のために快適に作業できるよう、着心地と機能性を追求しました。
 これまではシーズンを通じてパンツが1種類しかなく、「夏場作業の不快感を少しでも解消して欲しい」という意見があり、季節を問わず快適な作業ができるよう夏パンツと冬パンツを制作しました。
 また、各ユニフォームは、現場社員の目線で選定した伸縮性・通気性のあるストレッチ素材を採用し、動きやすさにこだわった作りになっています。そのほか、フルハーネスに対応する縦ポケットや、パンツにカーゴポケットを実装するなど、様々な部署や現場に配属される社員に寄り添いながら、現場に必要な要素を取り入れ機能性を追求しています。


フルハーネスに対応するエアリージャケット

 サイズについては、以前は様々な体型の方でも対応できるよう、大きめのサイズになっていました。しかし、それが動きづらさの原因に繋がっているという意見があり、特に女性技術者が違和感を覚えていたことから、今度は作業効率を重視しユニフォームを従来よりスリム化。新たに女性の体形に合わせた、サイズとラインを採用しました。

(2)あらゆる現場、ジェンダー平等を目指した老若男女に受け入れられる大豊らしいデザイン性

 プロジェクトメンバーがデザインでこだわったのは、「大豊建設らしさを失わず老若男女に受け入れられるデザイン」でした。
 従来のユニフォームは「汚れが目立ちやすい」という意見と、女性の技術者からは「汗で透けるのが気になる」という声があがりました。
 そこで上着は、清潔感のある「ライトグレー」を採用。ズボンは下着が透けにくい「ネイビー」としました。ボタン・チャック・パイピングに大豊カラーであるエンジを使用し、大豊建設らしさにもこだわっています。

環境にやさしい「素材」と「リサイクル」。ゼネコン業界に先駆けBRING UNIFORM™の回収スキームを採用しサステナビリティを重視

 プロジェクトのもう一つの大きなポイントは、「環境にやさしい」ユニフォームを実現することでした。
 試行錯誤を重ねた結果、最終的に環境に配慮した2つの施策を採用しています。
 1つ目は、ユニフォーム素材の大部分に、植物由来合成繊維の東レ「エコディア®PET」を採用しました。「エコディア®PET」は、石油由来100%のポリエステルと基本的な品質・性能は同等に、原料の30%を占めるエチレングリコールを植物由来に変えた植物由来PET(ポリエステル)繊維で、植物は空気中の二酸化炭素を吸収して成長するので、それを原料とした植物由来PETは、使用後に焼却処分した際に発生する二酸化炭素を地球温暖化ガスとカウントされません。この素材でユニフォームを制作する事により、CO2排出量の削減に貢献出来ます。


(東レ株式会社 ウェブサイトより引用)

詳細はこちら
 https://www.uniform.toray/environment/ (東レ株式会社のウェブサイトへ移動します)
 東レ UNIFORMサイト内にある「エコログ・リサイクリング・ネットワーク」については、本商品と関係ありません。

 2つ目は、リサイクルスキームの採用です。
 今まで当社社員が着用して役目を終えたユニフォームは、産業廃棄物として処理されていました。しかし、今回のリニューアルではBRING UNIFORM™(運営:株式会社JEPLAN)の回収スキームをゼネコン業界に先駆けて採用し、リサイクルすることで再度、市場に循環し資源循環の推進に貢献しています。
 役割を終えた当社の作業服は、BRING UNIFORM™を通じて回収され、素材やパーツごとに分けてリサイクルされます。更に、今回リニューアルをしたユニフォームには、JEPLAN独自のPETケミカルリサイクル技術でリサイクルされた再生ポリエステル樹脂BRING Material™※1を使⽤したブランドタグを取付けることで、資源循環を実現しています。

※1: JEPLAN 独⾃のPETリサイクル技術「BRING Technology™」を、用いて再⽣・製造された100%繊維由来の再⽣ポリエステル原料です。BRING™で回収された衣類は、素材ごとにリユースまたはリサイクルされます。そのうちポリエステル繊維100%の衣類については、再⽣ポリエステル樹脂「BRING Material™」へ科学的にリサイクルされ、新たな服等の原料に⽣まれ変わります。

詳細はこちら
 https://bringuniform.jp/ (株式会社JEPLANのウェブサイトへ移動します)


(株式会社JEPLAN ウェブサイトより引用)


「BRING Material™」を使用した「BRING UNIFORM™」のブランドタグ

 当社は今後も、多様な人材と地球環境に配慮した現場づくりを行ってまいります。