img img

多岐にわたる業務の中核を担い飛躍的な技術革新には
欠かせない機電技術者

創業当時から機電技術者は重要視され、機械・電気に関係する業務は 施工の管理、技術の開発、営業の支援と多岐にわたります。中でも、ニューマチックケーソン工法や泥土加圧シールド工法、ドルフィンドック工法において、土木技術者と同様に業務の中核を担ってきました。特にここ数年は、官民を挙げて高度な機械化、自動・省人化、建設ロボットの開発、IoT機器、AI導入の影響で仕事のやり方が変化し、大きな変革をもたらすと考えられています。

このような状況において、社内で必須なのが機電技術者です。既存の技術や発想にとらわれず、より一層の飛躍的な建設技術の革新を遂げるためには、機械と電気の知識を習得した人材の積極的な登用による活躍が期待されています。

現在の機電技術者(機電社員)は、【本社・支店の機電管理部門】【実際に構造物を造る現場】【研究・開発部門】の3部門を順次異動し、技術者として常にスキルアップを図っています。

広い視野と感覚で現場を支える
(砂押浩司、名古屋支店、令和4年入社(2022))

img img

幼い頃から漠然とものづくりや機械に興味があり、理数科の高校に進学し、大学では機械工学を学びました。 建設会社に、機械系が活躍できる「機電」という職種があると知ったのは、就職活動を始めてからです。現場や構造物のスケールの大きさと、人の生活を支える必要不可欠な仕事、ということに土木の魅力を感じました。また、学んできた機械だけでなく、新たに土木の知識や経験を得られることも、仕事の楽しさに繋がると考えていました。
大豊建設の得意とするニューマチックケーソン工法やシールド工法を使った工事では、機電社員の活躍が欠かせないと思います。特殊な機械も扱い、幅広く専門的な知識も必要であるため、上司に相談を持ちかける機会が多く、周囲のサポートを受けながら業務に取り組んでいます。また、先輩や上司が、若手機電社員の意見や考えも積極的に耳を傾けてくれる点は、大豊建設の魅力の一つです。こうした職場や部署の雰囲気に助けられながら、自分の成長を感じています。

img img

いまの現場は、港の機能を維持するための浚渫という工事に関わり、海底に溜まった土砂の中から、ゴミや水分を分離し、廃棄物の量を減らすための処理を行っています。この一連の工事によって、大型船が港に入り停泊できるようになります。構造物を造る工事ではなく、プラントといったほうがイメージしやすいかもしれません。造り上げるモノはありませんが、現場からは、大型の客船や貨物船が港に入る様子を見ることができ、自分の仕事がいかに社会に必要不可欠であるかを実感しています。
私の仕事は現場巡視から始まります。当日の人員配置や作業内容、機械や設備の稼働状況の確認や薬品管理、試料採取、写真記録を担当しています。現場を巡視する上で大切にしていることは、「作業員さんとのコミュニケーション」、「広い視野を持つ」ことです。現場の状況を迅速に把握し、作業を滞らせないために重要だと考えています。特に機械トラブルは、工程に大きな影響を与える恐れがあります。音や振動などの機械の不調をとらえるサインを見逃さないよう念入りに点検を行います。今後は、現場に従事していく中で知識や経験を培い、現場の変化にいち早く気が付く視野と感覚を身に着けていきたいです。

未知の分野へ挑戦し、
イメージをカタチにする
(茂松 丞、大阪支店、令和4年入社(2022))

img img

ゼネコンに機械電気という職種があるということを偶然目にし、現場見学会へ応募したことがきっかけでした。工場や整備場などで、決められたルーティーンの中で仕事をする機械メーカーとは異なり、建設現場で活躍していた機械電気職の社員を見て、興味を持ちました。それまでは機械科を専攻したことから、自動車などの機械メーカーに入社することを考えていましたが、ゼネコンの機械電気職に注目して就職活動を始めました。数多くのゼネコンがある中で、大豊建設を選んだきっかけは機械電気職として働いている社員だけでなく、様々な職種の方から話を聞くことができたことで社内の雰囲気もよく分かり、実際に働くイメージをすることが出来たからです。そして、これまでは建設業とは無縁でしたが、新しい分野に挑戦してみたいと思いました。

機械電気職は、主に機械のメンテナンスや仮設計画を立てることなど、多岐にわたり知識と経験が求められます。若手社員でありながら、様々なことを細部まで見られることや、知らなかった分野に挑戦できる面は入社前からのイメージ通りで、現場で稼働している機械に関する業務を任せてもらえることにやりがいを感じています。

img img

中央機材センターで約1年勤務した後、大阪支店へ転勤となりました。
中央機材センターには大豊建設が得意とするニューマチックケーソン工法で用いる機材が多く保管されています。時にはメンテナンスを任されることもあり、機械に触れることで、機械の仕組みを学ぶことができました。東京都内の現場に赴き、現場で実装している機材が使用されている様子や、機械電気職の先輩が現場でどのように働いているかを見学する機会もありました。その後、配属となった大阪支店では初めに建築現場のタワークレーン計画のサポートに関わりました。入社前までは、ケーソンやシールドなど土木工事に関わると想像していましたが、建築の工事現場に搬入される機械にも携わることができ、土木・建築両部門の社員と交流を持つことができ、機械電気職の業務が多岐にわたると改めて実感しました。そして現在は大阪支店管轄のニューマチックケーソン工法を用いる現場へ配属となり、機械のメンテナンスやケーソンの沈下掘削の状況確認などを行っています。現場への配属は初めてで、戸惑うことも多くありましたが、自分が考えた計画が目の前で形になり、遂行できることにやりがいを感じています。

仕事をする上で大切にしている事は周りとコミュニケーションをとって信頼関係を築くことです。特に現場では多くのプロフェッショナルの方々と仕事をする為、自分の思い込みで勝手に判断しないようにしています。わからないことはすぐに聞くなど、コミュニケーションを密にとることが大切だと思います。
将来はより多くの経験を積み、大豊建設の得意分野であるニューマチックケーソン工法や泥土圧シールド工法を用いる現場に従事したいです。