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様々な関係者と協力しながら
工事をマネジメントする仕事。
「建築社員」の仕事とやりがい。

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    藤本昴之さん
    平成24年入社
    (2012)
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    田川喜教さん
    平成9年入社
    (1997)
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    渡辺喜紀さん
    平成28年入社
    (2016)
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    川村さやかさん
    平成12年入社
    (2000)
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こんな仕事をしています
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――みなさんは普段どのような業務を担当されているのでしょうか。

渡辺:私は現在、白金4丁目の新築工事を担当しています。業務内容は、施工管理として工事の現場をすべて見ていますね。

藤本:私の現場は船橋物流施設作業所です。現場管理、施工管理を業務としています。渡辺さんと少し似ていますね。

川村:私は建築設計部で意匠を担当しています。担当している物件は何件かあるのですが、間もなく竣工を迎える埼玉のLandport上尾という物流施設と、CIRCLESという三菱地所さんのシリーズを設計しています。
デベロッパーから仕事をいただいたときに、ある程度「こういうものを作りたい」という形はあるんです。それをまっさらな紙から書いていき、お施主の要望を一つ一つ毎回毎回聞きながら、指示図にまとめるのが主な仕事ですね。

田川:私は船橋物流施設作業所で、所長をやっています。業務内容は、現場の責任者として全ての業務を受け持つことです。

仕事のやりがい
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――仕事のやりがいはどのようなところにありますか。

渡辺:今は日々の業務に全力で向き合っている最中ですが、その中で自分なりに計画をして、作業を進めて、それがうまくいったとき、非常に大きなやりがいを感じますね。難しい現場であればあるほど、上手くやり遂げられた時の達成感は大きいです。

藤本:私も渡辺さんと全く同じです(笑)。本当にそれが大きくて。計画を立ててそれが目の前で形になっていく。滞りなく進捗して、完成したときに非常に大きなやりがいを感じます。

川村:現場に伝わるように図面を書いて、現場の人たちが形にしてくれる。設計から竣工まで3年以上、毎日その仕事と向き合って、ようやく実現した時は、喜びもひとしおです。

田川:若いときは渡辺さん、藤本さんが言ったように、更地から形になるということが一番のやりがいかなと思っていました。けれど私も、20年以上さまざまな業務に関わって行く中で、今は現場責任者として無事故で現場を終わらせることにやりがいというか、その大切さを再認識していますね。やりがいとしてはコスト面や工程のマネジメントが上手く行ったときでしょうか。特にコスト管理がうまくいけば、会社の成長にもダイレクトに貢献できますしね。

現場の雰囲気や人間関係
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――今いらっしゃる現場の雰囲気を教えてください!

渡辺:今の現場は、私が6年経験した中でも楽しい現場かなと思います。みんなでわいわいやっているというか、人に相談しやすかったりというか。経験を重ねると他の方に聞きづらくなってくるのですが、今の現場では気軽に相談ができますね。

藤本:今の現場には途中から参加したのですが、過去に何回か現場で一緒に働いたことのあるメンバーもいたので、そんなに緊張しませんでしたね、自然と現場に馴染めました。配属された現場の所長はみなさん話しやすい方々でしたので、コミュニケーションで苦労したという記憶はないですね。

川村:私は意匠担当ですが、1つの物件を1人で設計するわけではなく、意匠と構造と設備、電気の、4つの担当者が関わり合いながら業務にあたります。みんなで図面を完成させるんですね。意匠の担当同士で一つの物件を設計する機会が少なく、私とあとは外注先がついて1つの物件を担当することが多いです。チーム一丸となって、コミュニケーションを取りながら最後まで取り組むようにしています。

田川:新しい現場が着工するとき、私はみんなを引き受ける立場にいます。なので初めてお会いする方が来るのは多少緊張しますね。全く知らない人が複数集まると初めはコミュニケーションに苦労することもあります(笑)。
私は、実際に仕事をする仲間たちの、コミュニケーションをうまくとる事が大事だと思うんですよね。
特に若手の人とコミュニケーションを取る方法としては、できるだけ怒らないようにしています。怒ると萎縮し、さらに話しづらくなってしまいますので(笑)。

先輩・後輩の関係について
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――先輩・後輩の関係で、印象に残っているエピソードはありますか?

渡辺:3年生のときの上司が、みんなに尊敬されていたんです。この人のためなら動いてしまう、そんな印象でした。そういう、年齢も立場も違う様々な人をマネジメントできるところにすごく憧れます。いいところを沢山盗んで、もっと成長したい!と思えたのがその先輩です。自分のやり方を見直して、変えていこうと思うきっかけになりました。

藤本:入社3年ぐらいまで一緒だった、当時の所長なのですが、全然現場に出ないのになぜか現場のことを分かっているんです(笑)。私が1年生の頃、どう伝えていいか分からない時でも、黙って聞いて理解してくれて。当時は業務で走り回って精一杯で、気付かなかったのですが、10年経ってあの人本当にすごいなと思います。
まだ1年目か3年目までの人間にしっかり仕事を任せて、失敗したらカバーリングもしてくれる。しっかり任せられるって本当にすごいですよね。私自身10年目で後輩もできましたが、仕事を任せると「大丈夫かな?」と不安になったりします(笑)。しっかり任せるということはすごく覚悟がいるし、すごいことなんだなと今になって思います。

川村:私は1人で物件を担当するようになって、後輩が書いてきた図面をよくチェックしているんですよね。私自身も、入社したての頃は書いた図面を先輩にチェックしてもらっていたのですが、すごい労力だな、よくやってくださったなと今になって思います。先輩のそういう力添えがあって今があるんだな、と。
特に、私は意匠担当なので、デザインに配慮した収まりが見積もりにも反映されるんです。「こういう絵にしとかないと現場の人たちには伝わらないよ」というようなアドバイスを先輩から頂いたときは、なるほどなと思いました。

田川:逆にいろんな後輩に聞いてみたいですね。自分をどう思っているのか。そっちのほうが気になりますね。もちろんいいことも悪いこともあると思いますが。それを書いてもらって匿名でいいので欲しいです(笑)。

――ちなみに藤本さんは同じ現場の田川さんとの印象的なエピソードはありますか?

藤本:所長は現場が佳境で忙しいときでも考えがブレないですよね。「基本はこうだろう」って。ドタバタになってくると色々なものが「まあいいか、これでいいか」となってきたりするんですけど、所長はブレない。冷静です。

田川:ブレていると思うけど(笑)。でも、そうやって言ってくれるんだったらそうかなと思います。自分の性格が出て、無意識でやっているのかも知れませんね。

就活生に向けて
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――就活生の方に向けたメッセージと、学生時代の自分がやってよかったなと思うことはなんでしょうか。

渡辺:時間がいっぱいあると思うので、考えつく限り遊び尽くした方がいい。例えば海外旅行とか。
私は学生のとき、人と接するのが嫌いじゃなかったので、人と接する機会を増やそうという意識はありました。今の仕事の中で、色んな方とコミュニケーションをとるときに役立っているのかな。

藤本:渡辺さんが言った通り、就職してしまうとなかなかプライベートの時間が取れなくなるので、もう遊びまくったほうがいいと思います(笑)。
私個人の意見では、学生のときに準備しておくことなんて何もないです。とにかく遊んで、やりたいことやり尽くして。そこまでやりきると「やり切った!さあ働くぞ!」って切り替えられるんですよ(笑)。それで仕事に没頭してみて、どんどん仕事のやりがいとか面白さを見つけていくんです。なので今は思う存分遊び尽くしてください!

川村:仕事は好きじゃないと続かないと思うので、この仕事が好きであれば頑張れるのかなと思います。「楽な仕事はないと思って頑張ろう」と思う気持ちが大事じゃないかなと思います。
建設会社で女性は働きにくいイメージがある方もいると思いますが、そんなことはありません。私も子育てをしながら働いていますが、結婚、子育てをしながらでも仕事が出来る制度や環境が整っています。心配しないで入社して下さい。自分を成長させてくれる仕事や仲間が待ってると思います。

田川:学生から社会人になることに、みなさん不安はあると思います。うちの会社はいい先輩が多いと思っているし、みなさんと歳の近い先輩たちも一生懸命業務に励んで頑張っています。その点は心配せずに、入社していただければと思います。
みなさん学生時代に様々な専門分野を学んでいると思うのですが、現場ではなかなかその分野は発揮できないかもしれません。現場に出て、身をもって経験する。それが一番だと思っているので、不安に思わず身を委ねてもらえばいいのかなと思っています。そして経験を積み、みなさんの強みを思う存分発揮して、社会に貢献していただきたいと思います。