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「現場で一人の機電担当として頼
られる存在に」。
機電社員の仕事とやりがい

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    松村勇希さん
    平成24年入社(2012)
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    西納大貴さん
    平成30年入社(2018)
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    加藤修さん
    平成8年入社(1996)
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こんな仕事をしています
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――みなさんは、普段どのような業務を担当されているのでしょうか。

西納:機電部門の主な業務は、現場で使用する機械や設備の検討・計画、手配や運用管理です。私は東京土木支店の機電課に所属していて、建設現場で稼働する機械の手配や保守を担当しています。今担当しているのは下水管を造る現場で、トンネルを掘るシールドマシンを動かすのに必要な設備の手配や、これらの機械の維持・管理、点検業務が主な仕事です。

機械と一口にいっても、例えばトンネルを掘るのに必要なのはシールドマシンだけではありません。トンネル内の換気設備など、工事の進行に必要な機械はたくさんあるので、それらを洗い出して手配していきます。必要な機械は現場の環境によって異なるので、そのつど計画・検討・精査が必要になります。

松村:私は本社の機電部に所属していて、西納さんに近い仕事を担っています。機電社員というのは現場に一人しかいないという場合も少なくないので、同じ業務を担う社員として、若手社員が一人しかいない現場へのフォローアップ等も行っています。東京土木支店に所属していた時には月に一回程度、機電部門の社員が集まって現場の情報交換等の交流を行っていました。現場への配属が一人しかいなくても、頼れる上司や先輩社員に相談がしやすい環境というのが大切になってくるとおもいます。後輩社員の作成した計画書をチェックするのも、先輩としての仕事のひとつです。

加藤:私は機電社員の育成にも携わっています。人数の多い部門ではないので、拠点によっては上司と部下の年齢が大きく開いていることもあって、私たちの年代が定年したあとに大きく若返る可能性が高いんです。それまでに若い年代の社員に成長してもらう必要があって。自分の知識や経験は惜しみなく伝承していくようにしていますね。

仕事のやりがい
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――仕事のやりがいはどのようなところにありますか。

西納:現場では機電担当が自分一人ということも多く、機械の不調があると私のところへ連絡や質問がきます。まだ経験が短い中でも頼りにしてもらえることや、今までの経験から故障の原因を見つけ出して無事に解決できると自分も成長しているんだなと感じますし、うれしいですね。

松村:私もやっぱり現場で計画通りに工事が進み、実際に形として出来上がってくると楽しいなと感じます。計画を立てたり図面を引いたりするのも好きなので、仕事のどのプロセスも楽しめている感じ。現場には作業員の方々もいらっしゃって、皆さんと一緒に同じ目標に向かって仕事に取り組むのも楽しいですね。

加藤:今までで一番うれしかったことといえば、2008年から携わった首都高速道路のシールドトンネル工事です。開業日が決まっていますから、スケジュールの遅延は許されないので、機械設備の不調で工事が止まってしまうこともあってはならない。大変な思いもしましたが、実際の開業日に一般車がそのトンネルを通っていく光景を目にして工事が無事に終わったのを実感し「社会貢献が出来てよかったな」と感じたのを覚えています。

西納:道路やトンネルのように、一般の方が実際に使う場所ってそういう感動があるんですね。私もいつか携わってみたいです。

部署の雰囲気や人間関係
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――機電社員の皆さんは、普段現場で一緒に仕事をする機会が少ないとのことですが、交流はありますか?

松村:工事の規模にもよりますが、基本的に現場では機電社員は一人か二人。でも同じ職域の社員として、月に一回集まって「機電会議」をしています。それぞれの現場がどんな感じか、どんな機械を使っているとか、情報交換がメインですね。

西納:入社してすぐのころは、作った書類の添削をしてもらっていました。先輩からいろいろな質問がとんでくるので、答えられないことも多くて…。

松村:あるある(笑)。でもそこを勉強していくと、現場で役立ったりするんだよね。私も新人時代は先輩から同じように質問攻撃を受けていました(笑)。

――和気あいあいとした雰囲気が伝わってきます(笑)。機電部門のいいところ、他にも教えてください!

松村:仲間意識はすごく高いですね。人数が多くないからこそ、みんなが団結しているというか。

西納:入社して感じたのは「新鮮な学びがたくさんある」ということでしょうか。建設業界自体にはあまり詳しくなかったので、難しく感じる場面も多いんですが、先輩や現場の方など機械に詳しい方がたくさんいるので勉強になることの連続なんですよ。

これからの目標
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――これからチャレンジしたい現場や、キャリアを築く上での目標は。

西納:今担当している現場を無事に終わらせることが第一の目標ですね。それから、「ニューマチックケーソン」工法を扱う工事に携わりたいです。当社が保有している専用機械があって、それを使うのに憧れがあるんです。

松村:当社の機械だからこそ、扱い方をしっかり知っている必要があるんですよね。その現場で誰よりも詳しくないといけないんです。私は入社から10年ですが、まだ10年という感覚。これからもまだまだ現場で勉強していきたいと思っています。同じ現場というのは存在しないので、そのたびに視野が広がっていくのが今は楽しいですね。

加藤:私は次の大豊建設を支えてくれる社員を育てたい。若い社員にはこれから、自分で課題を見つけ考えて解決していく努力ができる人になってほしいなと思っています。自分一人で解決しようとするのではなく、解決のために自分の考えを上司や周囲の人に相談し、助けを求められる人であってほしいです。

西納:期待に応えられるよう、がんばります!(笑)