現場で関わる業者や職人との
コミュニケーションが大切!
土木社員の仕事とやりがい
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木村公彦さん令和3年入社(2021)
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髙橋晋さん平成19年入社(2007)
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田中健さん平成9年入社(1997)
木村:私は入社1年目で、研修を終えていくつか現場を見学し、6月から現在の作業所に配属になりました。先輩のサポート業務がメインで、施工状況を記録するための写真撮影や、測量の手伝い、さらに手が足りないときには作業現場の職長さんへ相談をしに行くことも。いろいろな業者さんが出入りするので、職人さんたちから仕事を教えていただくことも多いです。
高橋:私は現場の運営を主に担当しています。実際に現場を取り仕切る後輩のフォロー役に近いことをしていますね。今まで自分が担っていた現場での仕事を、少しずつ下の世代に任せるようにしていっているところです。自分のやってきたことを教えて、その通りに動いてもらうのは意外と難しいことです。自分でやってしまえば早いけれど、次の世代を育てていくためでもあり、自分自身が次のステップへ進むための重要なポイントですね。それから、次の現場となる工事案件を受注するための業者さんとの金額交渉も業務の一つです。
田中:私は主に工事の発注者さんとの折衝や、工事内容に変更が生じた場合の設計変更協議、収支管理など、現場の統括的な業務を担っています。
木村:1年目ということもあり、現場でも先輩や職人さんたちから教えていただくことがたくさんあります。それをしっかり覚えて、次にきちんとこなせたときはうれしいですね。職人さんから「やったじゃん!」と褒められることもあって(笑)。現場では厳しい言葉をかけられることもありますが、現場で役立つことをたくさん指導いただけるので、恵まれた環境だと思います。
高橋:運営という面では、自分の考えがメンバーにしっかり伝わって、想定していた通りに物事が動くと「やったな」と思います。これまでは3人や4人というような比較的小規模の現場が多かったのですが、今は8人で動いている現場。工事の規模が大きくなるほど、一人でできないことは増えていきます。だからこそ、チームのメンバー間でしっかり意思疎通をして動けることは大事です。伝え方の訓練にもなっていますね。
田中:やはり一つの現場が終わったときに一番達成感がありますね。今までにもいろいろな現場を経験していて、だいたい1年ほどで竣工する工事が多いですが、工事が完了して竣工検査を終えたときはホっとするし、嬉しさがこみあげます。
木村:今の現場については、これまでに見てきた現場よりも規模が大きいので人の多さに圧倒されました。社会人になって間もなかったので、先輩や職人さんと話すにも「何を話そうかな…」と少し居心地の悪さを感じてしまったこともあるんですが、周囲の先輩方がたくさん話しかけてくださって、1ヶ月経たないうちに打ち解けることができました。
田中:社内報で2021年度の新入社員として木村くんの写真を見たときは、派手な子がいるぞ!と警戒しちゃいましたね(笑)。学生時代の写真だったから、髪の色も明るくて…(笑)。でも実際に現場で会ってみると、すごく礼儀正しくて真面目で。実は木村くんは息子と同い年なんです。
木村:私の両親も田中さんと同い年です!(笑)
木村:二人、お世話になっている先輩がいます。一人は今一緒に作業をしている方で、とても明るくてコミュニケーション力も高く、職人さんとのやりとりもスムーズというか、上手に進めていくタイプの方です。そういうところはマネしていきたいなと思っています。もう一人も同じ寮ということもあって、帰り道などに仕事の相談をしたり、よくしてもらっています。
木村:まだ自分のなかでキャパシティが狭いので、少し忙しくなるとすぐに慌ててしまう傾向があるんです。まずはそれを克服して、落ち着いて周りを見ながら仕事ができるようになりたし、先輩のようにコミュニケーションを上手にとりながら仕事を進めていける社員になりたいなと思っています。
高橋:私も入社1年目のときにコミュニケーションの上手な上司に出会いました。方と比較してみても、その人が前線に立つと工事がとてもスムーズに進むんです。それを見ていて、この人みたいになりたいなと思って、仕事をするうえでの目標にしています。って、その上司と言うのは田中さんなんです(笑)。
田中:またまた!(笑)
高橋:本当ですよ(笑)。現場では業者さんとのコミュニケーションだけでなく発注者さんとのコミュニケーションも必要で、何か変更があっても納得してもらって、かつ遅延させることなく工事を進めていくためにはすごくコミュニケーション力が必要なんだなと感じたんです。現場での仕事だと、ずっと同じ人と一緒に働くということはできませんが、現場ごとに出会う先輩のいいところを吸収していくようにしています。中でも田中さんのコミュニケーション力は、全ての軸になっているんです。
田中:そう言ってもらえるとうれしい。きっと、みんなそういう風に「この人のここがいいな」と感じたところをマネして、“いいとこ取り”をしながら成長していくのだと思います。職人さんと打ち解けて話しているところを見ると木村さんもコミュニケーションは得意そうなので、これから期待しています。
木村:本当ですか!プレッシャーですが頑張ります(笑)。
※内容はすべて取材当時のものです
土木部門
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