

人と人とをつなぎ、現場を動かす。
建築社員の仕事とやりがい
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田川 喜教さん平成9年入社
(1997) -
川緑 僚さん平成28年入社
(2016) -
早川 拓也さん令和4年入社
(2022) -
加藤 穂華さん令和5年入社
(2023)




加藤:分譲マンションの建設現場で施工管理として業務に携わっています。業務内容は、現場の安全管理、資材の手配、写真撮影、書類作成など、多岐にわたります。先輩方から多くのことを学び、経験を重ねているところです。
川緑:私もマンションの建設現場で所長の下、工事全般の管理に従事しています。工程管理や協力業者間の調整業務など、幅広い業務に携わっています。
早川:物流倉庫を建てる現場にいます。私も先輩方のご指導のもと、各種工事の施工管理を担当しています。
田川:私は東京建築支店で、工事課の課長として原価管理や購買業務を担当しています。今まで現場で培った経験や、技術に関する知識などを活かして契約業務を行っています。


加藤:入社してから今までに3つの現場を経験しました。建設途中では完成形を具体的にイメージしづらいこともありました。しかし、竣工し、その成果を目の当たりにした時に「こういう風になるんだ」という驚きがあり、そして最後までやり遂げた喜びもありました。自身が携わった部分を見返し、その貢献が形になったことへの深い感慨と、努力が実を結んだ手応えを感じることが、やりがいとなっています。
川緑:経験を積んで現場でも責任のある立場になって、自分が判断した内容が施工に反映されていき、職人さんたちも目標に向かって動いてくれるというのが仕事の楽しさだと感じています。現場を上手く回すには、計画と段取りが大切なので、そこは入念に事前準備しています。それから、加藤さんが言ったように、自分が携わった仕事が形になって残るというのも現場監督としての醍醐味ですね。
早川:担当していた工事の前工程が上手く進まずにスケジュールが遅れていたのですが、職人さんと話し合いながら作業に優先順位をつけて進行して、工程を立て直し、無事に挽回することができた時は嬉しかったです。また先輩にフォローしていただきながら仕事をしているので、自立できるようにもっと勉強していきたいなと思います。
田川:支店の配属になって約1年半が経ちました。所長として現場で勤務していた頃は、目の前のプロジェクトと作業所のメンバーの育成・指導に注力する日々でした。今では、全ての現場に携わり、より多くの社員と関われるようになったことに、やりがいを感じています。


川緑:その時の所長によって現場の雰囲気は変わりますね。飲み会好きな所長もいれば、ゴルフが好きな所長もいますし。でもどの現場の所長も面倒見の良い方が多いと思います。仕事以外の場面でも部下に気さくに話しかけてくれますし、支店の上司も含めて後輩を育てようという雰囲気がある会社だと感じています。
早川:最近私も今の現場所長の影響でゴルフを始めました。たまに他現場の社員も交えてプレーしに行ったりしますよ。
加藤:入社以来、同じ所長の下で従事しており、業務内容や働き方全般にわたり、常に温かいご配慮をいただいています。私はまだ若手の立場ですが、例えば支店に訪問した際に支店長のほうから「現場はどう?」と話しかけてくださったりするので、緊張せずに接することができています。
田川:支店の同フロアは他部署とも共有していますが、和やかな雰囲気の中一体感を持って業務に取り組んでいます。
加藤:数か月間、同じ現場でご一緒した女性の先輩がいらっしゃいます。男性が多い現場でパワフルに仕事を進める姿を間近で見て、憧れています。現場を離れても普段から気にかけて下さって、ご飯に連れて行って頂いたりします。もちろん男性の上司や先輩もとても良くしてくださるのですが、やはり女性同士だからこそ話せることもありますので、そういう女性が現場にたくさんいるという環境は心強いなと思います。今はまだ目の前の仕事を進めることで精一杯なので、先輩のように先を見据えて計画を立てて、業務を進めていけるようになりたいですね。
川緑:これまで携わってきた現場で雰囲気作りの上手い所長にたくさん出会ってきたので、私も現場の空気を良くすることを心がけていきたいと思います。現場のみんなが同じ方向を向いて工事を進めていくことが大事なので。仕事の話をきっかけにコミュニケーションを取って、空き時間には冗談を交えてみたり、少しずつ距離を縮めていくようにしています。
早川:初めて経験する工種の現場だと、自分の認識が間違っていることに気づかないまま進行してしまっていることがあるのですが、そういう時に一緒に現場に出ている先輩が「ここは直したほうがいいよ」とアドバイスを下さり気付きになるので、ありがたいと思います。私もこれから色々なことを学んでいって、先を見越した上で現状の改善点に気付けるようになりたいと思います。


早川:入社以来、構造設計に興味を持っています。将来的には建物の安全確保に貢献できるような業務に携わりたいと思っています。
川緑:現場が好きなので、まずは現場に出ていたいというのがありますね。現場で力をつけて、図面を見る力や原価管理などを身に着けた上で所長を目指したいです。
田川:今は業務改革の一環で図面を管理する部署や施工計画を支援する部署もできました。現場の負担を減らしつつ、必要な知識や経験を身に着けられるようにバランスを取るのが今後の課題ですね。
加藤:マンション建設の現場を経験して、分譲マンションの場合は建物が完成した後で住人向けの内覧会があるのがいいなと思いました。自分たちが作ったものを、誰かが使ってくださるところが見られるのが嬉しいので、今後ももっと住宅を手がけていきたいです。
田川:昔と比べると、4週8閉所もそうですし、終業時間が変わりましたね。終業後も自分の趣味の時間を作ることができるようになりました。
川緑:なるべく定時には帰ることを推進していて、例えば今は現場の戸締りも若手だけに任せるのではなくて、交代制にしています。所長が最後に戸締りをして帰ることもありますよ。会社全体でも現場の残業を減らすために、今まで所長が担っていた役割を、支店に新設した部署に移管したりして、時短の取り組みをしています。私自身も以前と比べて早く家に帰れる日が増えたので、その時間で子供と遊んだり、妻とゆっくり話をしたりできています。
早川:私が入社した頃から働き方改革が浸透し、実際に先輩方や所長も残業や無理な業務がないかなどをとても気にしてくださっています。早く帰れた日には、趣味の車いじりをしたり、同期とご飯を食べに行ったりして過ごしています。あとは、現場でも育休を取られる先輩が増えてきているなと実感しています。
加藤:会社が女性技術者の数を増やすための取り組みをしていて、現場に女性専用の更衣室やトイレを設置したり、配慮していただいていると思います。もちろん根本的なところで力仕事は男性に敵わないなと感じることもありますが、女性であるから働きにくいと感じたことはないですね。


田川:大豊建設は部下も上司も分け隔てなく率直に話ができるような風通しの良い会社だと思っていますので、あまり気負わずに入社していただければいいのではないでしょうか。
加藤:人と話すのが好きな人に向いている仕事かなと思います。現場でもコミュニケーション力が必要となりますし。社員は明るい人が多いように感じます。
川緑:私は建築学科出身ですが、学生時代の勉強が役に立ったかと言われると…やはり現場に出て現場で学んだことのほうが大きかったですね。あまり就職を意識しすぎずに、貴重な時間を大切にして自分のやりたいことを思いっきりやったほうがいいと思います。そして社会人になったら今度は仕事を頑張りましょう!
早川:川緑さんと同じく、時間があるうちに遊んだり、旅行したりしておくといいかなと思います。入社しても、素直な気持ちで会話をしていけば、圧をかけるような怖い先輩はいないので大丈夫です(笑)
※内容はすべて取材当時のものです
建築部門
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