ケーソン技術
環境保全技術
New DREAM工法
高気圧作業の無人化技術や安全対策技術を施工条件に応じて適宜組合せて使用することをコンセプトとした新しいニューマチックケーソン工法です。
New DREAM工法 概要
New DREAM工法は、高気圧作業の無人化技術や安全対策技術を施工条件に応じて適宜組合せて使用することをコンセプトとした新しいニューマチックケーソン工法です。この工法により、ニューマチックケーソン工法の大幅な施工効率と安全性の向上が図れ、特に掘削機メンテナンスシステムを装備した場合は、高気圧作業の実質的な「完全無人化」を実現します。それにより、コストの縮減、安全性向上、工期短縮につながります。
New DREAM工法 特長
1. 高気圧作業の無人化率100%
日常点検・整備および回収作業を大気圧下のメンテナンスロックで行い、地耐力試験作業を遠隔操作で行うことにより高気圧下作業は非常に少なく、高気圧作業の無人化率100%を達成できます。
2. 高気圧障害の発生がゼロ
高気圧作業は非常時のみとなり、減圧症の発生を大幅に減少できます。
3. 作業環境の改善
高気圧作業やヘリウム混合ガス使用量が大幅に少ないため、作業員の身体的負担が小さく、安全性を確保できます。
4. 約10%のコストダウン
大深度対応対策としてのヘリウム混合ガス設備が小規模であるとともに、日常点検・修理作業の一部・回収作業等が大気圧下作業となり、作業効率が良く、コスト縮減ができます。
5. 掘削工程の大幅な短縮
掘削機の日常点検・整備および回収作業を大気圧下で行えるため、作業時間の制約を受けません。
6. 大深度(水深70m)の施工が可能
高気圧室内作業の完全無人化により、大深度ケーソンの施工が可能です。
New DREAM工法
無人化技術
掘削作業は、地上から遠隔操作で行われるので作業員が高気圧下から解放され、安全に掘削できます。 従来機に比べ、出力が最大2.5倍(15kw→37kw)、バケット容量が最大2倍(0.3㎥)であるため、掘削工程を大幅に短縮できます。 多機能型ケーソン掘削機であり、バケットや削岩機を装着することで普通土から岩盤(160MPa)まで掘削が可能です。
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DREAMⅡ掘削機
(パケット容量: 0.3m3) -
DREAMⅡ掘削機
ブレーカ(300kg級) -
DREAMⅡ掘削機
ドリフタ(350kg級) -
地上からの遠隔操作
(高気圧下から解放)
作業室~メンテナンスロック間の掘削機移動を遠隔操作により行う「トラベリングシステム」を新たに開発し、今まで高気圧下であった日常点検・整備、修理・解体・回収作業を大気圧下で行えるようにし、高気圧作業をなくすことができます。このため、コストが縮減され、作業環境が向上するとともに高気圧障害の防止に効果があります。
遠隔操作地耐力試験装置を使用することにより、試験装置の設置・計測・撤去を全て地上からの遠隔操作で行えるため、地耐力試験の高気圧作業が発生しません。
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遠隔操作地耐力試験装置
実績
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- 施設名
- 湘南道路立坑
- 施工技術
- シールド発進立坑
- 施工地
- 神奈川県
- 発注者
- 国土交通省